おしゃべりぼくろ

万年筆と手帳と文房具が好き

【うちの子自慢】北の彩景事典 第15弾 鍛高【Vol1】




最近ネットの海から離れているあかいろです。


みなさん大変ご無沙汰しております!
いつものことながら、大分放置してしまっていたのに、ちょこちょこアクセスがあって嬉しい限りです。
忘れないでいてくれて、本当にありがとうございます。



さて、更新したいなーとはずっと思っていたのですが、仕事!飯!睡眠!のダメな大人なので、ネタというものが全くなくって困っていました。
万年筆の話をしようにも、新しくお迎えした子がいないから何とも…という相談を夫にしてみたところ、だったら今持ってる万年筆への愛を語ったらいいだろう、と。


そうだった、その手があったわ。



文章で文房具、手帳、そして万年筆の愛を語るブログ(&SNS)を長くやっているけれど、実は所持している万年筆を1本1本丁寧に紹介したことってなかったかも…?と、今更気がつきました。
お迎えした時の思いはひとつひとつ違っているので、それも含め書いていきたなと思います。
ただ、わたしが持っている万年筆はすでに廃盤になっていたり、限定発売されていたりして、現在は手に入らないものも多いですが…そこはご了承ください。
定番商品も紹介するつもりなので、じっくり待っていてもらえると嬉しいです。





ということで、1本目は地元札幌発信の万年筆をご紹介します。
2016年に大丸藤井セントラルさんから発売された「北の彩景事典 第15弾 鍛高」です。


基本スペックはこちら。


ベース:PILOT カスタムヘリテイジ
全長:137mm
ペン先:14金、5号ニブ、細字
価格:12,000円(税抜)





北の彩景事典とは札幌市中央区のステーショナリショップ「大丸藤井セントラル」のオリジナル万年筆で、4月にPILOTベース、9月にセーラーベースで発売されます。
北海道だけではなく、全国の万年筆好きから好評です。


さて、鍛高譚というお酒をご存知でしょうか?
北海道白糠町で製造されているしそ焼酎です。
こちらの酒造がある場所が「鍛高地区」で、しその名産地。
鍛高という万年筆は、赤しそがモチーフになっています。


赤しそを表している深い紫色に、シルバートリムが涼やかに映えて、何とも爽やかな印象です。
最近はPILOTからもポップな色の万年筆が販売されるようになってきましたが、当時は多くなかったような…。
カスタムヘリテイジベースなこともあり、デザイン、重量ともに軽めなので、重厚感があるタイプが好みの方には向かないかもしれません。
わたしはこれも良さだと思っていて、カジュアルに使えるところも含めて気に入っています。


初期メンの1つである「鍛高」


2016年というと、わたしが万年筆にハマり始めた年。
様々なアンテナを張り巡らせている時期でして、万年筆を検索しては店舗を徘徊し…を繰り返していました。
そんな中、フラっと立ち寄った大丸藤井セントラルに「鍛高」の発売予告ポスターが貼ってあるのを見かけ、心が奪われたんです!


何といっても色が素敵ですよね。
あかいろなんて名乗っていますが、わたしは紫が大好き。赤と並んで同列1位。
しかも北海道の地域、風景がコンセプトになっているなんて…わたしのコンセプトフェチが暴れ回りまくり。



ただ、当時は数千円台の鉄ニブしか使ったことがなく、(今考えればリーズナブルな部類とはいえ)価格でビビってしまって、即購入決定!とはいきませんでした。
その少し前にプラチナのセンチュリーをお迎えしていたことも、ブレーキを掛ける要因となりました。
この時はまだ、金ニブを何本も買うこと事態に抵抗があったようです。


けれど素敵な軸は忘れることなんて出来なくって、発売日にSNSをチェックすると、素敵な写真がたくさんあがっていました。
それを見てしまうと、実物を見て見たいという欲求を抑えられず、店頭で確認してみると、実物の方が綺麗なんですよね〜〜!!



▲ベスト型のデザインに雨だれクリップも特徴的



そんでもってお迎えしたのが鍛高さんでした。
PILOTの金ニブをゲットしたのは初めてだったか…グランセが先だったか…そんなタイミングだったと思います。
この頃は極細至上主義者だったので、本当は極細が欲しかったんですが、売り切れていたので細字に。
結果的にはこの判断で良かったです。
今じゃ同じ型の細字、何本も持ってるもんね!ワハ!


書き味はしゃっきり。その中に弾力もあり


買った時から調整なしで使用して、5年くらいですが、どんどん手に馴染んでいる気がします。
細字らしいしゃっきりとした線なのですが、その中にPILOTらしいやわらかさもあります。
PILOTのペン先は「ぷにっ」としているなというのが個人的な感想。


トモエリバーとの相性が良すぎて最高なんですよね。
なのでほぼ日weeks、Day-freeと合わせてもばっちり。
基本的にはどんな紙とも相性が良いペン先ですが、滑りが良い紙と合わせた方が好きですね。
トモエリバー以外だと365 days noteとの組み合わせもGOOD。
PILOTのペン先は特長の無いことが特徴、なんて言いますけど、この万人に合うところが人気の秘密なのかもしれません。



▲ペン先には北海道の刻印が



北の彩景事典はペン先に北海道が刻印されています。
北海道に住んでいる人にとってはたまらないですよね…!
大丸藤井セントラルのオリジナル万年筆のセーラー版は、昨年*1シリーズ名が新たになりました。
けれど、この北海道の刻印は変わらず。
このデザインのファンであるわたしは大変ほっとしました。



▲下から北の彩景事典第15弾「鍛高」、第24弾「サラブレット」、札幌色語第1弾「豊平館



昨年は大丸藤井セントラルさんのオリジナル万年筆をPILOT版、セーラー版のどちらともお迎えしました。
並べてみるとどれも違った良さがあります。
最新の札幌色語第2弾羊ヶ丘展望台もとっても可愛い。


www.daimarufujii-central.com▲まだ購入可能なので、気になる方は是非(2021年10月2日現在)


これからもあり続けてほしい!


北海道は本州と比べると、どうしても入荷が遅れたり、数が少なかったりするのが現実。
けれど、こんなに可愛いシリーズを長く発売しているお店があるんだと、誇らしく思っています。
最初の方の製品はもう手に入れられないけれど、今後発売するものについては、毎年目を光らせていく所存。
なのでどうか、販売はやめないで〜〜〜!!
ずっとずっと続けていてくださ〜〜い!!買うので〜〜〜!!*2





以上、うちの子自慢でした。
次はどの子を紹介しようかな〜〜と悩む時間も幸せです。
ゆっくりまったり更新していきます!


では、また。




 

*1:2020年9月

*2:切実