おしゃべりぼくろ

万年筆と手帳と文房具が好き

うその魔法で夢をみせて

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記事タイトルは吉澤嘉代子『手品』からの一節。
この曲、大好きなんだよなあ、彼女の世界観は素敵だ。


手品

手品





突然ですが、わたしはガチ恋について否定的です。
あ、でもですね、ヲタ本人がとってる行動については全く否定しないし、自己責任なんだから本人の勝手だと思っています。
だって自分が良いと思って大金使って会いに行ってときめいて帰ってくるんですから、誰にも迷惑をかけていない範囲ならば全く自由ですよね。


まあちょっと違うんだけど、ガールズバーの女の子にガチ恋してストーカーちっくになり、10を超えるアカウントでその子を監視して、
「周期的にそろそろなはずなんだけど、大丈夫かな・・・」*1
などと発言した人間の話を聞いたことがあるので、いつ人間は壊れるか分からないなと思いますけど。


先日の記事もカリカリした記事で、立て続けに申し訳ないですが、今回はそんな話を。
なのでここから先は閲覧注意。




  
こんな弱小観劇ヲタのわたしであっても、知人からはめっちゃ観劇行ってる人扱いを受けますし、何ならちょっと頭おかしいと思われてるのかな???
でも、一般的な人の感覚からしたらこんなものです。
あえて言葉を選ばず言わせていただきますが、毎度、全通、花、高額プレ、なんていう人は、ホスト狂いしている人が受ける目線とそう相違ない目で見られると思います。




だから、どうかそれが当たり前だと思わないでほしい。
勝手にやるのは自由だけど、周りにも同じレベルを求めるのは間違っていると思います。


ご贔屓さんが生きていけるためにお金を落とす必要はあります、しかし、わたしは全通はしません。
複数回観ることあるかもしれないけど、それはお財布の許す限りです。
それでもわたしはご贔屓さんが好きだし、その感情は誰と比べるつもりもありません。




話は変わって、なぜガチ恋否定派かというと、これはもう完全にわたしの考えでしかないのですが。



例えばですけど、自分に好きな人がいて、恋人になりたいと思っているとする。
だからといって他の異性と仲良くしている姿を見て、「あの人と一緒にいるのはやめて」なんて言えますか?
そんなこと出来るはずない。そんな資格はありません。
だって彼女じゃないから。付き合っていないから。


ファンと俳優の目の高さって、似たようなものだと思うんですよね。
接触イベントなどで会話が出来たり、プレゼントや手紙を渡して、間接的に関わることはできますけど、わたしたちは俳優の人生に直接的に関与できません。
だからこそ、わたしたちは他人なんだという意識を忘れてはいけないと思っています。




だからかなぁ、自分がガチ恋にならないのって。
ていうかそもそもわたしのご贔屓2人とも、もうそこそこの年齢なので、むしろ結婚していてほしい。
身体的、精神的、いろんな面のサポートをしてくれる人がいたら、素敵な作品にたくさん出演することができ、結果的にわたしの幸せになりますもんね。




けど、カノバレで絶望する気持ちはわからないでもないです。
夢を売っているんだから、それで生きているんだから、上手に嘘をついてくれたらいいのに。
わたしならそんな気持ちになってしまうでしょうか・・・
俳優って冷たい言い方をすれば商品ですから、その付加価値を下げるようなことをされるとガッカリする気持ちはわかります。


今稽古中でしょうが!!!?何してんの!!?大人でしょう!!!!アホなの!!!???


みたいなね(厳しめ)。
なんかお母さんとか上司みたいな目線になっちゃう。




わたしにとって観劇というジャンルって、タイトル通り、嘘の魔法で夢を観せてもらう場所なんですね。
多分わたしは極端な方だと自覚してるんだけど、板の上で演技している俳優にしか興味がない。
観ているものは板の上だろうとSNS上の発言だろうと、虚構なのを自覚しているので、プライベートで結婚してようと恋愛してようと結構どうでもよかったりする。



あくまで板の上で輝いていてくれたら。
夢を売って稼いだお金でどうぞ楽しんでくれ、という感じです。


この辺りがもやっとする人もいるみたいなんですよね。
つまり、自分が推しに貢いだお金でパートナーもしくは配偶者を養っていると思うとモヤっと・・・みたいな。
わからんでもないけど、うーーーーーん。といった感じ。




何かにときめくってすごく素敵なことだから、ガチ恋も全然いいんだと思うんですけど、
まあともかく、必ずしもあなたとわたしの目線が同じ高さな訳じゃないから、比べてマウントとったり病んだり攻撃しないでねって話でした。
以上、ではまた。






 

*1:生理の話です