おしゃべりぼくろ

万年筆と手帳と文房具が好き

ニトリ文化ホールで「天使にラブソングを 〜シスターアクト〜」を観てきたよ

 

 

ご無沙汰してます!あかいろです。

ブログを書こう書こうと思っていたのですが、書くことがなくてまた離れてしまっていました。

 

みなさんはいかがお過ごしでしたか。

更新していない間わたしは、北海道だというのに連日30度超えで食欲がログアウトし、北海道だというのに短期間に3つも台風がやってきてドギマギしたりしていましたよ。

 

試される大地感すごい。

 

 

 

今回はタイトル通りまた観劇レポです。

結構前の話なのでうっすらな記憶を遡ってお話ししたいと思います…

実は当日の日記を元に書こうと思っていたのですが、熱量高すぎたので再考しました。「まじたまらん…!」連呼してたよ。気持ち悪いね。

 

 

coucou143.hatenadiary.com

 

▲前回のCATS観劇レポはこちらです。よかったらどうぞ。

 

 

 

観てきた作品は天使にラブソングを 〜シスターアクト〜」です。

ミュージカル作品には珍しく、札幌での地方公演を行なってくれました。

 

席は結構遠くて、2階席の前から2列め。

2階席と言ってもニトリ文化ホールは結構高さがあって、実質4階くらいの高さがあるみたいです。

席まで歩くとき、ちょっと怖かった。

オペラグラスは必須でしたが、上から観ることになるので遮るものはなく、結構観やすかったです。

 

 

ずっとYoutubeやニコ動で眺めるだけだったのに今年は2本も観劇できて嬉しい限り。

観劇沼にだけはハマらないようにと思っていたのに、もう、夢中です。

けれど北海道に舞台作品が全然入ってこないので、しばらくは指をくわえて眺めていようかな…くそ!!

 

※以下ネタバレを含みます。ご注意ください。

 

 

 

 

映画から舞台へ

 

天使にラブソングをは映画が原作なのですが、みなさんご存知ですか?

有名な作品なので、観たことはなくとも名前は聞いたことがあるかと思います。

一応、あらすじを。

 

 

リノのクラブで働く歌手のデロリスは、ネバダ州一帯に縄張りを持つギャング、ヴィンスの愛人。ある日、ヴィンスが裏切り者を始末する現場を目撃したため命を狙われる。警察に保護された彼女は、聖キャサリン修道院にかくまわれる。尼僧として堅苦しい生活に辟易するものの、やがて聖歌隊の指揮者を任されてから俄然、本領を発揮する。下手な聖歌隊を鍛え上げ、退屈な聖歌をアレンジしてパフォーマンスを繰り広げ、一躍、町中の人気者になる。そして、最初は疎んじていた修道院のシスターたちと、歌を通じて徐々に友情で結ばれていく。

しかし警察内部の情報が漏れたことでデロリスがさらわれてしまう。彼女の素性を知らされた修道院のシスターたちは、自分たちを導いてくれたデロリスを救うべく、ヴィンスのアジトであるムーンライトラウンジへ乗り込む。

 

天使にラブ・ソングを… - Wikipedia

 

 

Wikiが盛大なネタバレの宝庫でびっくりしちゃいましたけど。

 

 

わたしは原作の映画も大好きなので、DVDを購入しすりきれる程観ていました。

ウーピー・ゴールドバーグが演じるデロリスの歌声や心情の移り変わりが楽しくて。

出て来るシスターたちがみんな可愛らしいです。

 

同タイトルの続編もあるのですが、それもまた面白い。

舞台が学校ということでシスターはほとんど歌わないのが残念ですが、音楽の素晴らしさは損なわれないまま。

こちらもおすすめです。

そういえば2に出てきた学生キャストたちは今何をしているんだろう…気になります。

 

 

 

舞台版はパサデナアトランタ、ロンドン、ブロードウェイでの公演を経て、2014年に日本初公演を迎えました。

 

キャラクターの名前や設定は所々変わっていましたが、このキャラがこの役だなってちゃんと分かりますし、もし分からなくても大丈夫。

ストーリーも大筋は原作どおりですが、ここもちょっとずつ違うかな。

映画を知っている人もそうでない人もちゃんと分かるようになっています。

 

 

日本でもブロードウェイ版キャストが公演を行ってたりしてるみたいです。

今回日本版を観劇してからブロードウェイ版のPVを観ると、その違いもまた面白くてニヤニヤしてしまいました。

 

 

2014年の日本初演時からずーーーっと気になっていたんです。

映画も好きだし、ミュージカルも好きだし。

そして主役が森公美子さんですよ。キャスティング最高か。

デロリスを演じられる人って思い浮かばないや…。

 

 

 

しかし前述したとおり、北海道に舞台作品はほとんど入ってきません。

ミュージカルはゼロと言っても過言ではないくらい。

なので興味のある舞台は上演するのは、都心近郊や大阪、名古屋がほとんど。

北海道で上演するのは奇跡的なチャンスなのです。

 

札幌での地方公演が決まったとき、すごく嬉しかったです。

だって地元で観られるなんて本当に思ってもいなくて…!

なので、ワクワクしながら観にいきました(^O^)

 

 

キャストはこんな感じ

 

デロリス・ヴァン・カルティエ・・・森公美子 蘭寿とむ

エディ・・・石井一孝

カーティス・・・大澄賢也 石川禅

シスター・メアリー・パトリック・・・春風ひとみ

シスター・メアリー・ラザールス・・・浦嶋りんこ

シスター・メアリー・ロバート・・・宮澤エマ

TJ・・・泉見洋平

ジョーイ・・・KENTARO

パブロ・・・上口耕平

オハラ神父・・・今井清隆

修道院長・・・鳳蘭

 

※デロリスとカーティスについてはWキャストです

 

 

正直言って知らない人が多かった。

宝塚に興味があるので蘭寿とむさんや鳳蘭さんは知っていたのですが、メインキャストのほとんどは舞台を中心に活躍されている方ばかりで、知識不足でした。

 

だけど。

 

みんなほんとにすごい。

 

あたり前なんだけどね!

そりゃそうだろなめてんのって話なんですけど!!

いやあ最初から最後まで興奮しっぱなしでした。

 

 

ひとりひとり素晴らしい役者さんでした

わたしは蘭寿デロリス、大澄カーティスで観ました。

森デロリスや石川カーティスも捨てがたかったけど…大本命に絞ることに。


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蘭寿さんはデロリスのセクシーな部分というか、場末感を強調しているような印象でした。

キャバ嬢っていうよりホステスって感じの。俗っぽくって。

 

北海道で観られるなんて思ってなかったので、出てきた瞬間、生の蘭寿さんの歌声に圧倒され、曲の良さに興奮し、感情高ぶりすぎて泣きました。

動画で観るよりも実物の方が断然お美しかったです。

美脚ごちそうさまでした。

 

 

PVとか観た感じだと、森デロリスはコメディ要素が強い感じの肝っ玉母ちゃん的な感じでしたね。

でも可愛いんだよなあ。

テーブルに乗ってカーティス誘惑するシーンが魚みたいだった←

 

こちらはこちらで絶対面白そう。

うーん…観たかった。

こういうのがあると公演中何度も観る人に共感しちゃいます。

 

 

大澄カーティスはすごいかっこ良かったですね(語彙力)。

ダンサー出身で振付家でもあるからか、遠目で観ててもスタイルが良くて…!

わたし大澄さんの歌声好きなんですよね。

ダンディな渋い声〜〜〜!

ギャングのボスなんだけどちょっとお茶目で、こちらもコメディっぽい演技をしていたな、という感想です。

 

 

一番好きだったキャスト

 その中でもわたしが特に惚れてしまったのが、ジョーイ役のKENTAROさん!!!

見た目では想像ができない位(失礼)甘くてセクシーな歌声なんです…

この方もダンサー出身なので動きがとても綺麗でした。

 

歌もダンスも出来るなんて、バランスがとれている役者さんですよね。

実力が十分にある方なんだろうなあって思っていたら、舞台版レ・ミゼラブルに出てました。

あ、そ、そりゃ実力ある訳だーーー!!

 

 

パブロ役の上口耕平くんは色んな意味で頭から離れない役者さんでした。

 

 


『天使にラブ・ソングを』NEW振り付け講座

 

 

この動画観てください。上口くんウザすぎない???

パブロの役になりきってるもんだからエセ外国人風なのぐるっと回って愛おしい。

振り飛んじゃってんのも可愛い。

「ぱ!ぱ!ぱ!ぱ!ぱ!」って教えてあげるKENTAROさんも好き(盲目)。

 

 

というかTJ、ジョーイ、パブロの3人組はギャップありすぎ。

あんなずっこけてんのに歌うとすごい上手いとか反則だよ。

パブロの高音も綺麗だったのに、目立ってなくて残念だったなあ。

 

 

何といっても鳳さんは70代とは思えないくらい声量がすごかった。

元宝塚男役トップスターですから、背も高くて、姿勢も良くて。

女優さんを見てると世のおばあちゃん像と違いすぎて唖然としますね…。

 

貫禄と厳格があるのにも関わらず、おおらかな雰囲気も兼ね備えている、

素敵な修道院長を演じていました。

 

 

それ以外にも3人にシスターたちもいい味出してましたよ。

中でもロバートを演じる宮澤エマさんの可愛らしさと歌の上手さよ…

地声がちょっとハスキーなのも個人的にはキュンとしたポイントでした。

 

オハラ神父は曲に乗ってピョンピョンしてるのがツボでww

オッwwwサンwwwwてなりながら観てました。

デロリスの後ろで踊ってる男性ダンサーは半裸だし、業が深い…

 

とにかくいい役者さんばかりだったなあ。

 

 

 

歌、踊り、ストーリー、全て楽しい

 

原作とは違う楽曲が使われているので曲は初めて聴くものでしたが、

アップテンポで、気分が乗る楽しい曲ばかり。

歌が始まるたび、手拍子で会場全体が盛り上がっていました。

 

 

そしてコメディなので、もちろん笑える場面もたくさん!

 

鳳蘭さんがコメディ要素満載なのが意外でした。

真面目な顔して面白いこと言うのでもう最高!

やっぱり長く舞台をされてるからでしょうか、「間」が良かった。

 

笑ったのが下手くそな聖歌隊の歌声。

不協和音みたいな声で笑

それがデロリスに焚き付けられて、徐々に上手くなっていく過程も面白かったです。

 

 

カーテンコールではキャストと来場者全員が一緒に踊る場面がありました。

暗いからかな?みんな周りとか気にせず踊ってた気がする。

帝国劇場ではよくアイドルのコンサートとかでみられる光るブレスレットが配られ、それをつけて踊ったみたいですよ。

 

ミュージカル…だよね?

 

 

それぞれのキャストが演じるキャラクターたちがコミカルな動きをする度、客席がケラケラ笑っていて、こういう舞台っていいなあって感じました。

カーテンコールも含めると約3時間の公演だったのですが、本当にあっという間に感じましたね…むしろ足りない。

あのシーンもう一回観たいーーってところが多すぎる。

むしろ円盤化してほしい。絶対買うよ。

 

 

また観たい!再演しないかな!!

とりあえず2016年の地方公演は8月に終了し、来年2月に博多で公演するようです。

もちろん続投してほしい役者さんばかりですが、全く違うキャストも観たいなと思ってしまいます。

特にデロリスは宝塚枠がある訳ですから。

 

この作品は映画の知名度が高いからあまり舞台を観たことがない人でも興味を持ってくれると思うし、内容も、子どもも大人もみんなが楽しめるように作られていました。

なのでこのまま人気を保ち、再演してほしいなあ。

期待してます!

 

 

 

ということで今回の観劇レポは以上。

皆さんも何か興味のある舞台はありますか?

あればぜひ教えてもらいたいです。

 

では、またね!